妊娠34週前後にバースプランを提出していただきます。当院ではリスクが少ないとされる予定日前後までの分娩ができるように指導しています。その方法に関しましては、可能な限り妊婦さんの希望を優先しております。当院での分娩方法に関しましては、分娩予約時に詳細なパンフレットをお配りしています。
自然陣痛発来または自然破水を待ちます。母体・胎児ともに問題ない状態であれば、予定日を過ぎても待機は可能です。10ヶ月に入ったら頑張って運動していただくように指導させていただいております。
基本的には、計画分娩のご希望の方のみ検討する方法になります。10ヶ月に入ってから分娩の進み具合や子宮口の状態によってスコア計算し、規定以上のポイントとなれば出産日を決めていただいて入院日を決定いたします。
そのため、計画分娩ご希望であってもポイント不足の場合には待機することになります。
当院で取り扱う無痛分娩は、硬膜外麻酔という手術時にも使用可能な麻酔をして分娩する方法を基本としておりますが、分娩進行が早い場合は脊髄くも膜下麻酔併用または単独使用、オピオイド鎮痛薬による無痛分娩(主に夜間使用)など臨機応変に対応して効果を発揮するようにしています。
硬膜外麻酔による分娩は完全無痛にすることも勿論可能ですが、日本産婦人科学会等の関係機関の通達でも「完全無痛を目的とするものではない旨の説明を事前に行う事」とされております。また、完全無痛は胎児側の負担を増やして分娩進行に支障をきたしたり、全く痛みがないために子宮破裂にまで至る可能性もあるため、当院では我慢できる程度の痛みに抑え、出産の達成感を実感できる方法で行っております。
なお、当院では無痛分娩中のモニタリングを院内各所から医師をはじめ助産師・看護師が常時観察しており、安全確実な無痛分娩の提供に従事しております。
<費用>
★オピオイド鎮痛薬による無痛分娩:1万円/日(夜間も使用可能)
★硬膜外麻酔による無痛分娩
:基本料金4万5000円+分娩時間による麻酔薬追加・ブレンドにより標準費用約6〜7万円(日祭日は+1万円)
ご検討中の方は、当院通院中の方がご覧になれる「Wovie」にある「当院での無痛分娩について」という説明動画を必ずご覧いただきます。その後、ご希望の場合には、外来にて医師にお申し出いただき、患者様のご希望を伺った上で、実際の麻酔の使用方法などを説明後に承諾書をご提出いただいております。